ブレンドコーヒー vs シングルオリジン (マイクロロット)

ブレンドコーヒー vs シングルオリジン (マイクロロット)

ブレンドコーヒー vs シングルオリジン

ここ数十年飲まれている世界中のコーヒーのほとんどがブレンドされたコーヒー豆です。それの主な理由は、沢山の豆を混ぜることによるコスト削減、一つの産地では足りない味を足すこと、コーヒーは農作物の為、味のばらつきや価格の変動が起こるので、味わい、品質、価格を安定させることが理由です。

最近のコーヒー業界ではシングルオリジンの人気が高まっています。その理由は農作物でもありフルーツであるコーヒー本来の味を感じることが出来るからです。それは作りての思いも含まれています。例を上げますと、もし自分がコーヒー農家で、自分のところで育てた豆が他の農家とごっちゃにされて、どれが自分の育てた豆なのかわからなくなったら嫌ではないでしょうか。その点シングルオリジンは農家ががんばった分だけストレートに消費者も評価します。評価された豆は高く買い取られ、その後さらなる進化が望めます。

 

ブレンドコーヒーとは

ブレンドコーヒーとは別々の産地や農園で採れたコーヒー豆を混ぜ合わせて作ったコーヒー豆です。2種類以上のコーヒー豆の種類が混ざるとそれはブレンドになります。ブレンドにする豆は国が違う必要は特別なく、農園や精製方法だけが違うものでも混ぜるとブレンドコーヒーとなります。殆どが2、3種類程度で、多くても4種類の違う豆を混ぜ合わせることにより、それぞれにない味を埋め合わせます。

ブレンドのいいところは味の一貫性です。コーヒーは季節によって変わるため、一つの産地だと味が変わってしまいます。それはカフェだったりレストランなど一定の味を提供したい場所には向いていません。しかしブレンドなら多少の変化はあるもの年中一貫したコンセプトを持った味を作成することが可能です。

シングルオリジンコーヒーとは

シングルオリジン(Single Origin)は実は文字通りの意味で、

シングル一つの

オリジンでどころ、起源、発祥

まとめると一つの起源のコーヒー、一つの産地のみのコーヒーという意味です。

ストレートコーヒーというのをご存知でしょうか。ストレートコーヒーは同じ生産国単位ではありますけど同じ農園ではありません。

一般的にシングルオリジンは一つの農園で農家までがわかるものとなっております。今までのコーヒーは大量生産、大量消費が当たり前だったのですが、シングルオリジンという考えが出てきてから品質を優先した流れが来ています。

マイクロロットとは?

シングルオリジンですと収穫された実は同じ農園(同じ農園と言っても大きい規模)で、ある程度の収穫時期が同じですと一緒にされ、その後の精製処理に入ります。コストは少し抑えられますが、微妙な収穫時期の違いや、場所(土壌)などによる個性がなくなってしまいます

マイクロロットではコーヒーのポテンシャルを最大限に活かすため、同じ農園でもある一部の区画のみのロットが別れており、それぞれ別々に精製処理がされます。細かく分ければ分けるほどコストは上がっていきますが、生産者としても良いコーヒーを作れば作るほど評価され、それを直接バイヤーが購入しています。基本的には区画や品種、収穫日が一緒のものだけをマイクロロットとして販売されており、ロットによっては、オークション等で高い評価がつくこともあります。

スペシャリティコーヒーにおけるブレンド

ブレンドコーヒーは一昔前だと品質は良くないものをあわせてお互いの味を補い、コストの削減の為だけにブレンドされていました。

しかし、スペシャリティコーヒーが出てきた今、高品質の豆を合わせて新たなフレイバーを作る作業が行われています。ブレンドを作るという作業は実はとても難しく、それぞれのコーヒー豆の味が喧嘩せず、バランスを取らなければいけません。

スペシャリティコーヒーでのブレンド作成作業で考えることは欠点を足していくわけではなく、美味しいものと美味しいものを組みあせて新たな味を作り出すことが目的です。それは生豆のクオリティーだけではなく焙煎の具合など様々なものが関わってきます。

その中で出来上がったブレンドは今まで飲んだことのない特別なコーヒーになるでしょう。

ブレンドコーヒー vs シングルオリジン 結果

ここまで話したことを前提にどっちがいいコーヒーと言えるでしょか?答えは特にないのが結果でしょう。

コーヒーはあまりわからないけど、とにかくいいコーヒーを飲みたいという人はシングルオリジンをおすすめします。理由はシングルオリジンは基本的に低品質なコーヒーのことをいいません。しかしブレンドは安くても高くてもブレンドコーヒーと総称されてしまうので、本当にいいブレンドコーヒーを探すのは少し難しいです。

もう一つシングルオリジンのいいところは、特定の地域、農場、組合などすべてを簡単に知ることが出来ます。それはコーヒーだけでなく、その土地でどのような歴史があったなどを考えることが出来ることです。それはコーヒーを知ることによりその国を知ることにもなります。

コーヒーは嗜好品ですので、誰が美味しいと言ったものが絶対ではないのです。自分の好きなブレンドを見つけるのもよし、好みの産地や農園を見つけるのもいいのではないでしょうか。

 

 

Coffeeカテゴリの最新記事